アイドルと私。
第5章
「今どこに居るの!?」

「優衣っていう後輩の家だよ?」

早速というかなんというか。
今日は優衣と上がるタイミングが一緒だったため、優衣の家でご飯を食べようってことになり、お邪魔させて頂いてる。雅人くんには

「仕事終わったよ〜」

とLINEを入れていたのだけれど、どうやらその後GPSアプリを起動したのか、私の家を示さないGPSは、雅人くんを不安にさせたみたい。

「なんか最近先輩キラキラしてません?」

夜ご飯はたこ焼きパーティーをしようってなり、竹串でたこ焼きをつつきながら

「んー、なんていうか纏うオーラが変わったような?」

なんて言いながらじぃーっと見つめられ、

「あ、分かった。彼氏出来ましたか?それとも恋してるとか。」

鋭い優衣にビックリする。

「まぁ追求はしませんけど、話したくなったらいつでも話してくださいね。」

あちっ!って言いながらたこ焼きを口に運んで、でも美味しいですね!って笑う優衣が可愛くて、

「ソース付いてるよ。彼氏出来たよ。」

とサラッと言ったら、

「えぇー!!!おめでとうございます。」

とビックリするぐらいな大きな声で言われた。
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