迷彩服の恋人

*告白

【望月さんは優しくて、強い人だ。】

【あなただって不安でしょうに…僕を気遣ってくれる。】

私は全然強くないです。
今だって、ここ数日の緊張が解けて…泣いてます。
こんな優しさでいいなら…いくらでもあげます。

【望月さんに会いたいです。】

私も会いたいです、土岐さん…。

もう絶対…告白しよう。
そう決心がつくほど、メッセージに心が揺れた。

この日は私も先輩も久々に深い眠りに落ち、翌日は仕事が捗った。


その夜――。

【明日1500(ヒトゴーマルマル)、帰ります。1630 (ヒトロクサンマル)会えますか?】

わぁ!明日帰ってくるんだ!

【了解です!喜んで!】

「都ちゃん。明日、隼人と土岐くん…落ち着いたら一緒に来るって。半休申請、一緒にしとく。」

「はい!お願いします。」



――8月7日、午後。

ピンポーン。

「お母さん、私出る!」

私と先輩は、猛スピードで階段を降りる。

「はーい。」
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