最近はほとんどリビングで眠っているみわと母。
今日は兄たちの話合いがあるからと、部屋で眠っていた。

階段の往復が危険になってしまったみわの体。
兄たちがいるとき以外は自分の部屋へ行くことを控え、母に負担をかけないようにしている。

兄たちも必ず夜は家にいるようにしてくれていて、そのタイミングでしかみわは自分の部屋へ行かず、必要なものはリビングに新しく置かれた机に置くようにしている。

裕介が階段を上がり、みわの部屋の扉をノックする。
いちを女性の部屋だ。
前に何も言わず突然部屋の扉を開けて、みわにしばらく口をきいてもらえなかったことを思い出しながら裕介は前から言われているように、ノックをして声をかけてから少し間を開けて部屋の扉を開けた。