「最悪だ……」
本当に今日は最悪の日だった。ここ最近出張や外回りで疲れていたことは否定しない。
だからと言って朝の態度はない。夜22時を回った誰もいないフロアで私は一人つぶやいていた。

目の前には大量の仕事が積まれている。いつもだったらもう少しは早く処理できていたはずだ。半年前からずっと粘っていた、北海道の大人気のパティスリーの大人気カヌレ。
絶対にうちのショップに置ければ人気商品になる、そう思って北海道を行き来し始めた。
ようやくそれが達成できたのに、私の気持ちはどん底に落ち込んでいた。