寵愛のいる旦那との結婚がようやく終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい
 彼らはここでニ時間くらいお昼寝をして、騎士団との訓練の後、一度宿舎に戻り武器などの整備や訓練をして、七時頃に北口の夜を警備する。

「リーヤ、今日はカツサンドイッチとホットドッグ、デザートにパンケーキを作るよ」

「はーい、倉庫からパンと小麦粉を出して来ますね」

「頼むよ!」

 気持ち良さそうにホールで寝ているみんなは。
 ジューッとお肉を揚げる音に耳が反応する。しっかり寝ているようで寝ていない彼らは、いい匂いがすると、鼻をヒクヒクさせるけど目を開けない。

 その間にミリアさんと一緒に、大量のカツサンドイッチとホットドッグ、パンケーキを作った。


 ――四時頃、みんなが目をします。

「ふわぁ、よく寝た」
「おはよう」
「おはよう」
「いつも助かります」

「いいんだよ。北の門の警備をよろしく頼んだよ」

「「はい!」」

 みんなが起きて帰る準備中、まだテーブルに伏せたまま起きないナサ。

「おーい、ナサ、ナサ。みんなはもう起きたよ」。

「ナサのいつものお寝坊だよ」
「ふふふっ、お寝坊助ナサ」

 カヤとリヤが笑っても目を開けない。

「ほら起きないと、みんな訓練に行っちゃうよ」

 後ろに周り体を揺らすも起きない。起きてとナサの体を揺る。眉に皺が入りめんどくさそうに目を開けた。

「おい、ゆするな。起きる、起きるって」

 ボリボリ頭を書きながら、ナサは大きなあくびをして、大きな体を伸ばした。

「よし、みんな起きたね。リーヤこれをアサトとロカに渡して」

 ミリアから大きなバケットを三つ受け取り、支度が終わっているアサトとロカに渡した。

「ミリア、リーヤありがとう」

「またね」
「またね」

「ミリアさん、リーヤさんご馳走様でした」

「ふわぁ、行ってくる」

「行ってらっしゃい」

 アサトとナサは外に出る前、半獣に戻り帰っていく。みんなを外で見送り、残りの後片付けを終えて、今日の仕事は終わった。
 
「ミリアさんお疲れ様でした」
「ご苦労様。リーヤにもお土産だよ」

 ずっしりと重い袋をミリアに渡された。
 これはカツサンドイッチとホットドッグ! 今日の夕食は豪華だわ。

「ミリアさん、ありがとうございます」
「お疲れさん、気をつけて帰りな」

「はい、ご苦労様でした」

 ミリアにお土産を抱えミリア亭を後にした。家に着くと時刻は四時半過ぎ。


「さてと、準備をして行くかな」

 カチューシャで前髪を上げて、動きやすいズボンの格好になり北区の門をくぐる。この時間は騎士団の人が北門を警備をしている。まだアサト達は騎士団と合同訓練中だ。

 門を抜け舗装された一本道を右にそれて、王都に来た頃に見つけた湖と原っぱで、ストレッチと木刀を百回ほど振りそれが終わると自分の魔力をときすました。一応わたしも魔法は使える、わたしの属性は雷魔法と少しの回復魔法だ。

 お店が休みの日も早朝からここに来る。仕事の日は店が終わってから六時ごろまで体を動かしている。一通り日課を終えて、タオルで汗を拭いていると"ぐう~っ"とお腹の音が鳴った。

「ふぅ、お腹すいたぁ」

 ポケットから中古の懐中時計を出して確認すると、六時過ぎ帰るにはいい時間だ。夕飯はミリアの美味しいカツサンドイッチ。ミルクたっぷりのコーヒーを最近買ったコーヒーカップに注いで食べよう。

 浮き浮きして北門に戻ろうとした。
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