あの日、雨が降っていた。
あの日、全てを失った私は高校生だった。
「初めまして、莉杏ちゃんだね?」
だから身内がいないと思ってた私に神様は救いを与えてくれたんだって思った。
「誰、ですか」
「君のお父さんだ。会いたかった」
私は身内はいないと思っていた。だから“お父さん”に付いていった。
だけど、そこはとても冷たい場所でしかなかった――
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榊原 莉杏
Ria Sakakibara
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紘雅 琉唯
Rui Hiroga
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これからもそうだと思ってたのに、
……あなたが現れた。。
「愛してる、誰よりもおまえを」