それから二週間経ち、私は紘雅組に一人でやってきていた。部屋から出さなかったのに私を一人で行けと言った彼らはどうかと思うけど……


「ここ、だよね……」


 榊原邸から徒歩では行けなくて近くまでバスでやってきて歩いた。バスの待ち時間を含めて一時間ほどかかってしまった。


「あの、すみません」

「……はい? あ、どなた様でしょうか?」


 私は玄関前に控えている見張りの方に声をかける。


「私は榊原莉杏といいます、琉唯さんはご在宅でしょうか?」

「すみません、お待ちいただいてもよろしいですか――」


 警戒している見張りの方がそう言って家に入ろうとしていたが、その前に琉唯さんが現れた。