あれから数日後――


「莉杏、どうだ体調は……」

「はい。今は元気です」


 あの日……無事に帰れた翌日、念のために病院に行くとなんと赤ちゃんができていたことが発覚した。


「そうか、あのさ会って欲しい人がいるんだけどいいかな」

「はい……大丈夫ですけど、どなたですか?」

「俺の、大切なやつ」


 そう言うと入ってきたのは琉唯さんと同い年くらいの男性だ。


「初めまして、琉唯の奥さん。僕は、成瀬頼です」

「成瀬さん……え、あれ亡くなったって」

「あーそれは嘘だったんだ。こいつ、生きてたんだわ」


 成瀬さんは、私の義妹である愛美が結婚詐欺を行った被害者だって……亡くなったって聞いたのに。