目を覚ますと、部屋の中は暗くなっていた。身体を起こすと、すっかり軽くなっていて、自分でおでこをさわてみると、熱も下がっているようだった。

今、何時だろう。

ベットの横に自分のカバンが置いてあることに気が付き、スマホで時間を確認する。

18時過ぎ…。

かなり寝ていたことになる。

電気をつけると、近くの全身鏡に映る自分の姿に、服がシワシワになっていることに気がついて、慌てて皺を伸ばす。

化粧はもともと薄めにしていたから、特に大きな崩れはない。

そっと扉を開け、部屋から出る。

リビングらしき扉に向かって歩くと

ガチャ

「わぁっ、びっくりした」

出てきた夏奈さんが驚き、体をビクッとさせた。でもすぐに優しく微笑んだ。

「元気になったのね。顔色もいいわ。シャワー浴びてスッキリしたら?」

そう言って、夏奈さんは私を洗面所に案内してくれた。

「この下着は、私がまだ使っていなかった新品のものだからあげるね。こっちは私の部屋着。遠慮なく使ってね」

「…ありがとうございます」

寝汗で体がベタベタしていたこともあり、甘えることにした。