俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「ちゃんと仲よくしていますよ。ご安心ください」

『あ、今回は本当みたいだね?』

「え?」

『この間は千里ちゃん、無理してる感じがしたから』

もしかして、前回私が言った『心配ご無用です』は、嘘だと見抜かれていたというのだろうか。

直接顔を合わせたわけではないのに、光一さんはものすごい洞察力を持っている。

「それでわざわざお電話してくれたんですか?」

『それもあるけど、ひさしぶりに千里ちゃんの声が聞きたいなと思ったんだ』

光一さんがそんなふうに答えてくれたから、私は最近あった出来事を話した。

アメリカからアシェルさんという、隆成さんの友人で医師の男性が来日し、一緒に着物を着て浅草を散策したこと、そのときに撮ってもらった写真を部屋に飾っていること、銀座にも行って隆成さんにバッグを買ってもらったこと――。

『すごく楽しそうでいいなあ』

「今度、光一さんも行きましょう」

『そうだね。なかなか島を離れるのは難しいかもしれないけど。僕しか医者はいないからね』

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