総長様は可愛い姫を死ぬほど甘く溺愛したい。


裕翔くんが分かりやすく肩をしょんぼりさせる。私はそんな裕翔くんの機嫌を直すように次は裕翔くんの事を褒めたたえた。

スーパーに着く頃には裕翔くんの機嫌は戻っていた。


「桜十葉は何が食べたい?」

「うーん…。あ!オムライス、食べたい…」

「うん、いいよ。分かった」


それから私達はスーパーに入って、裕翔くんは手際よく食材をカゴの中に入れていく。

なんだか新鮮だなー。裕翔くん、料理するイメージとか全くなかったから。


「これで全部かな。よし、会計済ませて帰ろうか」


裕翔くんはレジに買うものを持っていく。その間も色んな女性が裕翔くんに目がハートになっているのは気のせいじゃないよね?

そりゃそうだよ…、だって裕翔くんは本当に綺麗な容姿をしているから。

その事を思い、また胸がチクッと傷んだ。

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