暗い暗い海の底
0.
 一目見た時に、心がトクンと震えた。



 キラキラと輝く太陽の光を全身に浴び、そしてキラキラと光る川の水と戯れ、その彼の顔もキラキラと笑顔を振りまいていた。



 キラキラしている男だな、というのが彼の第一印象だった。そのキラキラ感が自分には無い物であり、少し羨ましいとも感じた。あどけなさが残るその笑顔が、目に焼き付いて離れない。

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