クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜
◇ヒューイの拒絶
「……逢和」
俺の名前を呼ぶ『彼女』の声に
踵から頭のてっぺんまでを悪寒が駆け抜ける。
「逢和…大好き」
狭い資料準備室。
薄暗い部屋にカーテンの隙間から差し込む光が、やけに眩しい。
『彼女』が身体にピッタリとくっついて腰からまわした手で俺の背中を撫でると、
頬と耳の間あたりに鳥肌が立つ。
「逢和……キスして…?」
『彼女』が俺の頬に両手を添えて顔を近づける。
必然的に『彼女』の息がかかって、
うなじにできた蕁麻疹が広がっていくのを感じる。
「…うん」
俺は顔を傾けて目を伏せ、『彼女』の唇に自分の唇を重ねる。
…あ
ヤバ、い、
俺は平静を装って唇を離し、そっと彼女の肩を持って離す。
そして笑顔を貼り付けて言う。
「…ごめん。ちょっとトイレ」
俺の名前を呼ぶ『彼女』の声に
踵から頭のてっぺんまでを悪寒が駆け抜ける。
「逢和…大好き」
狭い資料準備室。
薄暗い部屋にカーテンの隙間から差し込む光が、やけに眩しい。
『彼女』が身体にピッタリとくっついて腰からまわした手で俺の背中を撫でると、
頬と耳の間あたりに鳥肌が立つ。
「逢和……キスして…?」
『彼女』が俺の頬に両手を添えて顔を近づける。
必然的に『彼女』の息がかかって、
うなじにできた蕁麻疹が広がっていくのを感じる。
「…うん」
俺は顔を傾けて目を伏せ、『彼女』の唇に自分の唇を重ねる。
…あ
ヤバ、い、
俺は平静を装って唇を離し、そっと彼女の肩を持って離す。
そして笑顔を貼り付けて言う。
「…ごめん。ちょっとトイレ」