むかしむかし、美しい少女が3人の騎士にプロポーズされました。少女は選ばれなかった2人のことを考え、自分が花になることで3人とも幸せになることを望みました。

そこで花の女神フローラに‘私を花にしてください’と頼みました。願いを聞き入れたフローラは少女をチューリップにしました。そして3人の騎士はその花を大切に育てたといいます。

また、3人の騎士はプロポーズの際、王冠(名声)、剣(強さ)、財産(資産)というそれぞれの魅力を少女にアピールしました。

チューリップは、花びらが「王冠」、尖った葉っぱが「剣」、球根が「財産」を表しているといわれ、男性に愛される女性の象徴として扱われるようになりました。

=オランダの言いつたえ=


今日もチューリップが飾られる小さな雑貨店、Hallo。
英語のHelloと勘違いして

「スペル間違えてますよ」

と言われたこともあるが、ここはHallo(ハロ)で間違いない。
オランダ雑貨の店だから。

「今日も可愛い」

花瓶の水を新しくし、赤いチューリップの向きを整えるのはこの店の主、栫井乃愛(かこいのあ)