公爵令嬢デイジアは、我儘悪魔令嬢と呼ばれている。
昔は優しくて思いやりのある少女だった。
皇太子の婚約者になってから、
まるで人が変わったように我儘になった。
国のために、誰からも嫌われるような人間になろう。
陛下と父の秘密の会話を聞いてしまい、デイジアが選んだ道だ。
- あらすじ
皇太子の婚約者である公爵令嬢デイジアは、我儘悪魔令嬢と呼ばれている。
使用人には冷たくあたり、誰も寄せ付けず、すぐに癇癪を起す。
だけれどそれは、皆から嫌われようとわざとやっているのだ。
……それは、来たる日に備えて、デイジアが選んだ道だ。