俺を嫉妬させるなんていい度胸だ〜御曹司からの過度な溺愛〜
彼のプライベート
 車に積んであった荷物を玄関まで運んでくれた駿は、あっさり帰っていった。

 寝室を覗くと芹はよく眠っている。この分なら朝までぐっすりだろう。

 シャワーを浴びラフな格好をした暁は、仕事部屋へ向かう。

 中には……。

 そう、俺様御曹司様の仕事部屋は、仕事一割趣味九割の部屋なのだ。廊下からはごく普通の扉なのだが、実は巨大な防音室になっている。

 巨大モニターにありとあらゆるゲームが繋げられ、更にはeスポーツを含め世界各国とオンラインで繋がり、自宅に居ながら対戦や配信も出来る。

 ゲーム会社の社長だが、ここは会社ではなく自宅なのだ。完全に自分の趣味の部屋だ。仕事の試作品を試す事もあるが、時間があればここに籠もって時間を忘れゲームをしてしまう。

 子供の頃は、ゲーム会社の御曹司とはいえ、ゲームをしても良い時間は決められていた。

 だが、自立して忙しい日々の中、唯一の癒やしでリフレッシュできる時間が、暁にとってはゲームなのだ。


 
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