離婚。

 あれからよく話し合いをしないまま、美郁が望む通りに離婚をした。
 妹の礼からは、泣きながら責められた。
俺よりも美郁のことを、血が繋がった姉妹のように慕っていたから、当たり前かもしれない。
 結婚の時にもっと反対すれば、美郁がこんな辛い目に合わなかったのにと、自分を責めていた。

 美郁は、これは話し合いも何もなく私が決めたことだから、と言って周りを説得し、結局俺は持てるもの全部を美郁と、乳児から幼児になった息子に渡した。
 もちろん、養育費もきちんと払う。

 全てが終わった後、俺は会社を辞めて逃げるように日本を出た。
 
 俺は気づいた。
今更ながらに気づいた。

 美郁を愛している。
 縋っていた。
 こんな俺を救ってくれと。。。