魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)

魔女のガールズトーク

「嫌だわ、ケイレブ様、
そんなお下品な・・・」

レリアは、ほほほと笑い声を立てて、口に秘密のサインである、
指を当てた。

そうだ、こいつは魔女だ。
男を自分で選ぶのだ。

ガキだが・・
男をたぶらかして・・
媚薬だって使う、狡猾(こうかつ)さがある。
好きな男を、確実に自分のものにするのだ。

「そうなのか・・・」

ケイレブは、ぐったりと力が抜けた。
こいつらに、先をこされたのか・・・

「ケイレブ様って、もしかして、
チェリーちゃんですの?」
レリアが勝ち誇ったように、からかった。

「大人を!!からかうんじゃないっ!」
ケイレブは、真っ赤になって怒鳴った。

「あらあら、まぁまぁ、
ユリア様もクォーターだけど、
一応、魔女だからねぇ・・・・」

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