宗田ホールディングの副社長、宗田翔次(そうだ・しょうじ)は、ある日遅くまで残業していると突然やって来た女性に銃口を突きつけられた。
 目と目があった女性は
「あなたを殺しに来ました」
 と言った。
 見たこともない綺麗な女性に翔次は息を呑んだが、同時に胸がキュンとなったのを感じた。
 金色の髪を綺麗なショートヘヤーにして、シュッとした輪郭に切れ長の目、瞳はすき通るような青色で雪よりも透明感のある白い肌をしている不思議な雰囲気の女性。
「名前教えて。俺は、宗田翔次だよ」
 銃口を突きつける女性に、翔次は冷静に尋ねた。
「杉野宮凜(すぎのみや・りん)」
 素直に答えた余生の名前を聞くと、また胸がキュンと鳴ったのを感じた翔次。
「僕を殺していいけど、7日間だけ待ってくれない? 」
 はぁ? なにを言っているの?
 警戒した眼差しの凜に、翔次はゆっくりと歩み寄った。
「だって、見たこともない綺麗な人に出会えたから。少しだけでいいから、一緒にいたんだ」
 殺されるのに何を言い出すのかと思った凜だが、翔次の顔を見ているとスッと銃口を下ろした。
「いいわ…7日だけ待ってあげる」
 そう言って引き下がった凜。

 
 ここから2人の7日間の恋人ごっこが始まり、一緒に暮らす事になった。
 まるで夫婦生活のような暮らしの中、結婚式の写真を撮ったり模擬結婚式を行ったりする中2人の間には本当の愛が芽生えてきたように思えてきた。

 だがそんな中、突然現れた翔次の兄である如月奏弥(きさらぎ・そうや)に出会ってから凜の心が揺れ動き始めた。
 
 奏弥と凜は同じ仕事仲間だった。
 ある事をきっかけに凜が行方不明になっていたことから、奏弥はずっと探していたようだ。

 意外な人物との再会は想像もしない繋がりがあり困惑する凜。

 複雑な家族関係の中で凜を動かす人物「さやか」が現れ、翔次殺害を急かし過激行動に出始めてきた。

 
 7日間の期間が1日・1日すぎる中。
 凜は翔次の温もりを感じながら、その向こうにもう一つの温もりを感じ始め、翔次が抱えている大きな秘密が明るみになり凛が抱えていた大きな理由も明らかになった時、想像もしない大逆転が起こり始める。
 
 秘密を抱えた翔次と重い秘密を抱えた凜の7日間を通して起こした奇跡の恋物語。
 
 その先にある真実の愛とは?

あらすじ

 宗田翔次は突然現れた杉野宮凜に銃口を突きつけられ「貴方を殺します」と言われたが「7日間だけ待って」と言って凛と一緒にいる事を選んだ。

 翔次を殺す事になった凜は切羽詰まった理由があり、7日間待ってと言った翔次には重大な秘密があった。
 
 7日後に翔次は本当に殺されてしまうのか?
 
 殺意から始まった奇跡を起こすラブストリーが今始まる。

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