あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
奇跡の再会に心震わす
「ねえねえ、イケメンってどんな人だろう? ドキドキしちゃう」


「西岡さんが言うには、かなりのイケメンだからすぐわかりますよって。あまりのイケメンぶりにびっくりしないで下さいねって」


「え~やだぁ~嘘でしょ? 私、イケメンに弱いのよ」


保育士の先輩達が楽しそうに話してる。


かくいう私も、飛び交う「イケメン」というワードについ耳が反応して。


どうやら園児のパパの体調が悪く、代わりにパパさんの友人が代理で迎えにくるらしい。


そして、その人がかなりのイケメンみたいで。


確かにそこまで言われたら気になっちゃう、いったいどんな人なんだろうって。


でも……


たとえどんなに素敵な人が現れたとしても、あの人を超える男性なんて1人もいない。


そう、私には「あの人」だけ。


それは、どんなことがあっても生涯変わらない。
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