あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
それぞれの夢を抱いて
今日は少し不快に感じるような蒸し暑い日だった。


園庭で子ども達がみず遊びをしてる間も、私はタオルで吹き出す首の汗を拭った。


「この水鉄砲私のだよ~」


「順番だよ、あみちゃん。次はたいちゃんに貸してあげないと」


真斗君が、まるで保育士の先生みたいに言う。


「え~まだやりたい」


「じゃあ、あと1分だよ。そしたらたいちゃんに交代」


「わかった~」


可愛いやり取り、暑くても元気な子ども達を見てるとこっちまで癒される。


「今日はビールだね、絶対ビール」


保育園での仕事もそろそろ終わりに近づいた頃、仕事帰りに弥生が飲みにいこうって誘ってくれた。


たまには息抜きしなきゃって。


お父さんがいつでも雪都を連れてきなさいって言ってくれてたし、雪都もおじいちゃんに会いたがってたから……今日は甘えようかな。


いろいろ話が進み、結局、雪都をお父さんに預け、弥生と理久先生と3人で久しぶりにミニ飲み会をすることになった。
< 67 / 235 >

この作品をシェア

pagetop