イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!

ルキside


俺は、原の血を吸った。

___ドックン


体の中から熱い何かが。

なんだ?この感覚。

原は……何者なんだ。


俺は元の体を取り戻した。


「___原。助かった。ありがとう」

「いえ、私はルキさんのためにしただけですから」

俺は、ポンっと原の頭を優しく撫でてやる。

「もう、大丈夫なんですか?」

「あぁ。原のおかげでな」

だが、原に支えながら立つ。

原が、『まだ、油断ならないですから』と言って。


「戻るぞ。弟達」

「蔵木達は、どうすんの」

「もう、手配はしてある」

アイツらにあとのあと片付けも生徒会の役目だからな。

それにしても……誰が、この2人を倒したんだ。

龍一か?それか、腠。サミルでもなさそうだな。

原だな。

原には、ほんと助かった。


俺達は、城へと戻って行った。



ブラッチ。

椿の代わりになりそうなヤツは・・・・


やはり、キメトだな。






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