イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
その後に続く小話


(慶良side)


生徒会室。

もう、ルキと原はいない。

残っているのは俺、草野、星目、ミキラ、ルシラだけ。


「はぁーーー!」

「どうした、そんな膨大なため息は」

「だってさールキ、9月のハロウィンイベントの最中で原ちゃんといなくなったんだよ?
信じられないよ」

「まあー確かにな」

「だが、ルキの命があと僅かな命で死ぬところだったんだ。仕方がなかった」

「慶良くんは、そのこと知ってたの?」

「あぁ」

「あ、キメトくんはルキの件知ってるの?」

「アイツは、姿をくらました」

「ええええ!!!この学園の人って自分勝手過ぎるよ!」


草野は、怒っている。

確かにな。


「だが、俺たちはあともう少しで卒業するだろ。もう少しの辛抱だ。草野」

「分かったよ」

だけど、草野はまだ怒ってる様子。



そう、俺達はあと数ヶ月でこの学園を卒業する。


「それにしても、あと2ヶ月?!長すぎ……はぁーーー!」


そういいながら、自分の仕事を始めた。



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