私を見て、私を愛して
1

日常


灯りを絞った間接照明にぼんやりと照らされたリビングで、ゆか子は目を覚ました。

壁の時計を見ると、22時を少し回ったところだった。

カチカチと時計の針の音がやけに響く。

暖房の効いた部屋は思考をぼんやりさせる。

一瞬、夜が明けたのかと思ったが、そんなことはなかった。

夫の洋樹の帰宅を待っているうちに、睡魔が襲ってきて、少しだけ目を閉じたら眠ってしまったというわけだ。


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