間違えてない?私なの?

気持ちを伝える

「本田くん、まだ、時間ある?」
 私は、本田くんを呼び止めた。

「あっ、うん。大丈夫だよ。」
 本田くんは笑顔で返してくれた。

 缶コーヒーを買って、駅近くの公園のベンチに座った。

「お互い、受かってよかったな!大学では学部が違うけど、また、よろしくな。」
 本田くんが話をしてくれた。

「うん。
 本田くん、私ね、本田くんが好き。
 告白の返事遅くなってごめんなさい。
 だから、私と・・・」
 言いかけたところで、遮られた。

「待って、その先は俺から。
 俺と付き合って下さい。」
 私は、思わず泣いてしまった。
 かすれた声で返事をした。

「はい。よろしくお願」
 私が、言ってる途中づ、本田くんの唇が私の塞いだ。
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