おネエ(男)が悪役令嬢に転生

身分差の恋

 悪役令嬢はお酒の席で酔っていた。悪役令嬢は二十歳である。酔っている悪役令嬢の頭の中に、こんな記憶が。それは、悪役令嬢の前世の記憶である。おネエのバーで働いていた男はお酒の一気飲みで意識がポックリいったことを思い出す。
 悪役令嬢はそれを思い出して、ここが乙女ゲームの世界であると把握する。悪役令嬢は自分の寝室の鏡で自分の姿を確認した。悪役令嬢に転生したことを確認する前世のおネエ。
 そこに、メインヒロインがやって来る。メインヒロインは悪役令嬢よりも下の爵位の令嬢である。おネエはメインヒロインを見て微笑んでみたは良いものの、メインヒロインがびくびくしている。
 メインヒロインは、他の酔っている貴族に追っかけられているようだ。メインヒロインは困った様子である。おネエは困ったメインヒロインを助けてあげる。すると、貴族は帰っていった。
 メインヒロインは悪役令嬢にお礼を言う。
 ひとり寝室の悪役令嬢、断罪イベントが待っていることを思い出す。悪役令嬢、中身はおネエは頭を抱える。
 そして、断罪イベントの当日。悪役令嬢は王子と一緒にいる。公衆の面前、断罪イベントが始まる。
 中身はおネエの悪役令嬢は断罪を覚悟する。
 そこに、メインヒロインが助けにやって来る。
 悪役令嬢の断罪イベントが回避される。
 そして、メインヒロインはこう言う。
 私は貴女を信じています、私は貴女と一緒にいたいのです。
 こうして、乙女ゲームの悪役令嬢に転生したおネエはメインヒロインルートに入ったとさ。
 めでたし、めでたし。
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