悪徳転生公女の他国王太子妃生存計画~それでも王太子を愛してしまいました
15.二人で…
「アシュトン。少し落ち着いたらどうだ?」
「そんなもの。落ち着いていられるかっ!」
ウォルターが執務室で大量の書類の山を見ながら、ため息をついた。
「書類は待ってくれないんだぞ。手を動かせアシュトン」
「今日は無理だ。勘弁してくれ」
「今日って、昨日の夜からずっとだろう?医師がはじめてだから時間がかかると言ってるんだから待つしかないだろう?」
それでもそわそわ歩き回っているので、ウォルターは「はぁっ」と大きくため息をついたときだった。
執務室の扉がノックされた。
「アシュトン殿下!よろしいですか?」
もしやっ!
「なんだ。どうした?」
間髪入れずにアシュトンは執務室の扉を開くと侍女が立っていた。
「たった今、お産まれになりました!元気な王子殿下でございます!」
「おおっ!誠か。オフィーリアは?無事なんだろうな」
「はい。長いお産ゆえお疲れですが、ただいま王子殿下を抱っこされ…。あ、アシュトン殿下?アシュトン殿下っ!」
侍女の話を聞いていられないと、アシュトンは執務室を出ると、大急ぎで、オフィーリアのお産のために用意された部屋に急いだ。
「オフィーリア!」
「そんなもの。落ち着いていられるかっ!」
ウォルターが執務室で大量の書類の山を見ながら、ため息をついた。
「書類は待ってくれないんだぞ。手を動かせアシュトン」
「今日は無理だ。勘弁してくれ」
「今日って、昨日の夜からずっとだろう?医師がはじめてだから時間がかかると言ってるんだから待つしかないだろう?」
それでもそわそわ歩き回っているので、ウォルターは「はぁっ」と大きくため息をついたときだった。
執務室の扉がノックされた。
「アシュトン殿下!よろしいですか?」
もしやっ!
「なんだ。どうした?」
間髪入れずにアシュトンは執務室の扉を開くと侍女が立っていた。
「たった今、お産まれになりました!元気な王子殿下でございます!」
「おおっ!誠か。オフィーリアは?無事なんだろうな」
「はい。長いお産ゆえお疲れですが、ただいま王子殿下を抱っこされ…。あ、アシュトン殿下?アシュトン殿下っ!」
侍女の話を聞いていられないと、アシュトンは執務室を出ると、大急ぎで、オフィーリアのお産のために用意された部屋に急いだ。
「オフィーリア!」