悪徳転生公女の他国王太子妃生存計画~それでも王太子を愛してしまいました
9.斬首
「イザベル嬢は斬首刑に確定した」
丸2日、公務に出てこなかったオフィーリアについては病気なのかとか色々と噂が飛び交っていたようだが、3日目に顔を出したオフィーリアがすこぶる元気で、留守にして悪かったと通常運転で業務をし始めたことから、杞憂だったのかと側近たちはホッとしたのだった。
イザベルのことはショックだったし、地下牢に収容されていることは聞いていたけれど…どのような処置になるのかについては聞いてはいなかった。
だが、今、アシュトンの口から衝撃の言葉を聞いた気がする。
「それは…」
「王太子妃は未来の王妃であり国母だ。国母に対し、操を犯すべく暴行を指示した罪は大罪に値すると陛下も判断された。王妃殿下はあまりのことに今少しふせっておられるが…」
イザベルはもともと王妃が孤児院で見つけて連れてきた女性。
その女性がこんな罪を犯したとなると…流石に堪えてしまっているのだろう。
だけど、斬首刑とは…
あれだけ推していた、今度こそ幸せになってもらいたかったイザベルが…
「陛下が決定されたのなら…」
「お前にはつらいだろうがな…」
アシュトンはオフィーリアがイザベルと必死に向き合い、孤児院事業を進めようとしていたことを知っていた。
「刑執行の前に一度…イザベルと話したいです。地下牢へつれていってもらってもいいですか?」
オフィーリアに対して何を思いそんなことになったのかを…知りたい。知らなければならない。
「では明日、都合をつけよう」
「はい」
丸2日、公務に出てこなかったオフィーリアについては病気なのかとか色々と噂が飛び交っていたようだが、3日目に顔を出したオフィーリアがすこぶる元気で、留守にして悪かったと通常運転で業務をし始めたことから、杞憂だったのかと側近たちはホッとしたのだった。
イザベルのことはショックだったし、地下牢に収容されていることは聞いていたけれど…どのような処置になるのかについては聞いてはいなかった。
だが、今、アシュトンの口から衝撃の言葉を聞いた気がする。
「それは…」
「王太子妃は未来の王妃であり国母だ。国母に対し、操を犯すべく暴行を指示した罪は大罪に値すると陛下も判断された。王妃殿下はあまりのことに今少しふせっておられるが…」
イザベルはもともと王妃が孤児院で見つけて連れてきた女性。
その女性がこんな罪を犯したとなると…流石に堪えてしまっているのだろう。
だけど、斬首刑とは…
あれだけ推していた、今度こそ幸せになってもらいたかったイザベルが…
「陛下が決定されたのなら…」
「お前にはつらいだろうがな…」
アシュトンはオフィーリアがイザベルと必死に向き合い、孤児院事業を進めようとしていたことを知っていた。
「刑執行の前に一度…イザベルと話したいです。地下牢へつれていってもらってもいいですか?」
オフィーリアに対して何を思いそんなことになったのかを…知りたい。知らなければならない。
「では明日、都合をつけよう」
「はい」