ツンデレ王子とメンヘラ姫のペット契約

グループLINE

それから、しばらくすると美織は「ごめーん」とやはり、キャバ嬢のようなミニスカの黒のワンピース、そして最近買ったという、ヒールの高い、銀のキラキラのミュールを履いて、登場した。

「相変わらずだな」とひなこが言うと、「結婚式の打ち合わせだったんよ」と当然のように言った。

ひなこは結婚式かぁと思う。この前出会った、小日向さんみたいなかっこよくて優しい人と結婚できたらいいなぁと上の空になった。

「それよりさ」と美織は身を乗り出して、「グループLINEそろそろ動かそうよ」と言った。

ひなこは、「いいけど」と言うと、「金曜場所は鏑木でお願いします」「時間は20:30で!」と送った。

すると美織がすぐに「かしこまりました」と返信をくれ、さらに矢田さんが「いいなぁ(絵文字)行きたかなぁ(絵文字)小日向君早く返信せ~よ(絵文字)」とやはり重いLINEを送ってきた。

ひなこは、「来てくださいよー!!待ってますからね!!笑笑」と返した。すると、「まだ仕事しよるよ(絵文字)ほんまに!やおいかんばい(絵文字)小日向君が、来るけん!ざんぶり(絵文字)飲んで!はいよ(絵文字)」とさらに重いおじLINEを送ってきた。

ひなこと美織はざんぶりってなに?と首を傾げたが、どうでもいいかとなり、それぞれ「あら!お忙しいですね!はい!!楽しんできます!」と「矢田さんまた絶対来てくださいね」と返信した。

おじLINEを散々貶していた美織だが、ちゃっかりあざといハートの絵文字を使っていたので、ひなこはこいつめと思ったのだった。

それからまたしばらく二人は屋台を楽しみ、小日向さんの返信を待った。

すると、矢田さんが「了解(絵文字)小日向君(LINE)返信遅いなぁ(絵文字)ほんまに!」と送ってきたので、「そうですね!待ってます!小日向さん!」と感じの良いLINEをひなこは返した。

美織は「仕事大変そうね」といかにも分かったような口をきいていたが、やがて「すんません、飲み会でした(絵文字)了解です(絵文字)」とこれまた爽やかなLINEが返ってきた。

美織はもう用済みとばかり興味を失っていたが、ひなこは返信が来てかなりテンションが上がっていた。

これである意味、予定は確定したのでひなこはあとは待つばかりと浮かれていたのだった。
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