命の玉
半夜 りな
私は夢を見ていた。私は何もない黒い場所にいて、目の前にあの綺麗な女の人が立っている。
…私は死んでしまったのかな。りさを助けたかったのに。二人で一緒に帰りたかったのに…。
私の目から大粒の涙がぽろぽろと零れ落ちた。
そして女の人が口を開いた。
「あなたに伝え忘れていたことがあったの。朝5時までに命の玉をすべて集め終わらなかったらあなたは死んで、妹さんの存在は消えてしまうの。」
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