極甘恋愛短編集
号泣
それは学校になれ始めて更に数日が経過したときだった。
途中まで佑美と一緒に帰るためにふたりで肩を並べて歩いていた。
「そっか、美咲はアイドルのケンくんが好きなんだね。わかるなぁ」
「佑美は好きな芸能人とかいるの?」
「そうだなぁ、私は俳優の……」
佑美が答えようと思ったその時だった。
「好きです! 付き合ってください!」
そんな声が校舎裏の方から聞こえてきて、私達は同時に足を止めていた。
今の声って、告白の声だよね?
そう理解すると心臓がドクドクと高鳴ってくる。
誰が誰に告白したんだろう?
今のは女子の声だったみたいだけれど。
佑美も私と同じように好奇心を抱いたように、チラリとこちらへ視線を向けると校舎裏へと足を進め始めた。
私は佑美の後ろを慌ててついて行く。
途中まで佑美と一緒に帰るためにふたりで肩を並べて歩いていた。
「そっか、美咲はアイドルのケンくんが好きなんだね。わかるなぁ」
「佑美は好きな芸能人とかいるの?」
「そうだなぁ、私は俳優の……」
佑美が答えようと思ったその時だった。
「好きです! 付き合ってください!」
そんな声が校舎裏の方から聞こえてきて、私達は同時に足を止めていた。
今の声って、告白の声だよね?
そう理解すると心臓がドクドクと高鳴ってくる。
誰が誰に告白したんだろう?
今のは女子の声だったみたいだけれど。
佑美も私と同じように好奇心を抱いたように、チラリとこちらへ視線を向けると校舎裏へと足を進め始めた。
私は佑美の後ろを慌ててついて行く。