※追加更新終了【短編集】恋人になってくれませんか?
2.政略結婚のすゝめ

2.政略結婚のすゝめ(あらすじ)

「政略結婚のお相手に、わたしなんていかがでしょう?」

 公爵令嬢ミラからの通算五度目となる政略結婚の提案。
 公爵令息ソルリヴァイこと『ソーちゃん』はイエスともノーとも言わぬまま、今日も踵を返してしまう。

 ソーちゃんが不愛想なのはいつものこと。この六年間、政略結婚のメリットはしっかりと提示しているし、この上ない程好条件だ。
 けれどミラは、彼が他の令嬢と結婚してしまうのではないかと、気が気でない。

(いつか『わたしで良いよ』って言って欲しいな)

 そんな中、ミラは王太子アルバートに連れられ、王宮へと向かう。そこで彼女が知ったのは、思いがけない真実で――――?
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