❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
第十一章 かすみの命の叫び
「何言ってる、眠たいときは寝るのは当たり前だよ」

「だって、私だけ気持ち良くなって、拓真さんを放っておくなんてごめんなさい」

「大丈夫だよ、気にしなくて」

「気にします、拓真さん、他の女性を抱いたんですか」

拓真はびっくりした表情を見せた。

まさか、かすみがそんなことを口にするなんて思っても見ないことだった。

「そんなことしないよ」

「それじゃ、どうしたんですか」

「そ、それは……」

「それに剣城さんのこともなんで聞かないんですか」

拓真はかすみを信じることに決めたから聞かなかった。

「それはかすみを信じているから」

「おかしいです、前は私が待ってって言っても待てないって、無理矢理抱いたのに、
剣城さんのことも、名前を口にしただけで、怒ったのに、どうして?」

「それは……」

「もう、嫌いになったんですか」

「そんなわけないだろう」

「それじゃ、どうして?」

拓真はどう答えていいか迷っていた。

その時、かすみの口から信じられない言葉が飛び出した。

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