❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
番外編 ユリエと大館の恋
ユリエは十八歳を迎え、毎日がたのしい。

年頃になり、ますますかすみに似てきた。

「お嬢、制服のスカートが短すぎます」

「お嬢、門限を守ってもらわなければ困ります」

親の俺よりもうるさいのはツトムだ。

「パパ、ツトムうるさいんだけど……」

「お嬢が自分の言うことを聞いてくれないからです、みんなお嬢を見ています、
悪い虫がついたら大変です」

そこへやってきたのは大館だった。

「組長、お無沙汰してしまい申し訳ありません」

「いつも、任せっきりで悪いな」

そんな大館をユリエはじっと見つめていた。

そう、ユリエは大館が大好きなのだ。

「大館、元気だった?」

「はい、お嬢はいかがお過ごしでしたか」

「大館があんまり顔見せてくれないから、ユリエは寂しかったよ」

「申し訳ありません」

ユリエはすごく積極的だ。

「大館、ちょっと付き合ってくれる?行きたいところがあるの」

「はい、お供いたします」

ユリエは大館と出かけた。

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