❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
第三章 惹かれる気持ち
食事を終えて、社長は海に私を連れて行った。

「海、最高だな」

私はヒールを履いていたので、倒れそうになった。

「きゃっ」

社長は私を抱きしめた。

「すみません、ヒールとスーツでくるところではないですね」

急に社長は手を離した。

「きゃっ」

案の定私は砂浜に倒れた。

「もう、社長、ひどいです」

社長は私に覆いかぶさってきた。

「かすみ、二人でいる時は拓真でいいよ」

「ダメです、公私混同はいけません」

「お前さあ、真面目すぎ」

「そうじゃなければ、OLは務まりません」

「その反動でキャバ嬢か」

「違います」

社長は不思議そうな表情を見せた。

「私、もうすぐ四十歳なんです、でも社長に抱いて貰う前は全く経験無くて、
このままだと、潤うことも知らないで、おばあちゃんになっちゃうって焦って、
これから恋愛してる時間はないし、だから思い切ってキャバクラで働こうって思ったんです」

「そうか」

< 17 / 176 >

この作品をシェア

pagetop