❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛

第七章 拓真の苛立ち

呼吸が乱れて、緊急を要することが伝わった。

剣城は救急車を呼び、かすみを救急搬送した。

そして、春日部コーポレーション社長春日部拓真に連絡した。

「かすみさんが救急搬送されました、すぐに向かってください」

「かすみが……」

なぜ、真山組若頭剣城が、拓真は色々聞きたいことはあったが、まずはかすみが運ばれた病院へ向かった。

大館も向かった。

かすみはしばらく入院することになった。

拓真は剣城に連絡を入れた。

「春日部コーポレーション社長春日部拓真と申します、この度はかすみが大変お世話になりありがとうございました」

拓真は複雑な感情を抑えてお礼の言葉を伝えた。

「かすみさんは大丈夫でしたか」

「しばらく入院することになりました」

「そうですか」

拓真は剣城に対して疑問をぶつけた。

「失礼ですが、なぜ真山組若頭の剣城さんが俺のマンションにいたのでしょうか」

「惚れた女に会いに行ったんですよ、いけませんか」

「はあ？寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ」