すれ違いのone-sided love
僕の片想い
今、目の前に居る青山は、もう坊主頭ではないが、いつの間に背も伸びて、まるで王子様のような雰囲気。

高貴で凛々しい…そんな言葉がよく似合う。

性別問わず、誰もが夢中になってしまうような魅力を感じた。

かつての“ステレオタイプな可愛い女の子像”と、まるで違うのは、恐らく内面から滲み出るものもあるのだろう。

会えなかった間、青山がどんな風に生きてきたのか、僕は知る由もない。

中学の頃、青山と全く話さなくなってからも、高校が別々になってからも、ずっと彼女のことが気掛かりだった。
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