誰かを好きになるってことを、教えてくれたのは君だった

あらすじ

僕が海辺を散歩していた時だった。陸の上から人間の声が聞こえてきた。彼女たちは何かを言い争ったあとで、二人とも海に落ちた。一人が一人を助けあげ、その無事を見届けてから海の底に沈んでいった。僕は、沈んでゆくその彼女の横顔に、きっと恋をしたんだと思う。仲間に頼み、無理を言って、人間にしてもらった僕は、今日、その大切な彼女に会いに行く。

人魚から、本当の人間になるために。

*旧作の改稿版です*

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人魚  男子目線  高校生  水泳部  純愛  切ない