それは塾の帰り道だった。



同い年か年下の女の子に、
暗い路地裏に連れていかれたのは。



突然手を引っ張られて
連れていかれた先の路地裏は、
夜だからかお昼時以上に暗くて怖かった。



そんなところにズカズカと突き進む女の子を
変なふうに感心してしまった。
強いなあと、男の僕が感心したのだ。



僕ももう高校生。
さすがに暗闇を怖いとは
言ってられないかもしれない。



手を引く女の子の手は細いし、
全体的にも華奢なのによくそんな……。





「君、死にたいんだって?」





路地裏の奥に来たところで
突然そう言われた。




あらすじ

馬鹿の僕と天才の彼女。
路地裏の先にあったものとは……?

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