愛していますよ、だから幸せになってくださいね!

過ごしやすい南の国

「お兄様、どちらへ行かれるのですか?」


 お世話になっているアラニス侯爵家の嫡男ローランお兄様です。


「今日は友達と会うんだよ」

「まぁ、そうでしたか。足を止めてしまって申し訳ございません。お気をつけて行ってらっしゃいませ」

「うん、行ってくるよ。お土産を買ってくるから帰ってきたら一緒にお茶をしよう」

「わぁ、楽しみです」



「兄上は僕にはお土産なんて買ってこないのに、ミシェルがいると買ってくるんだね」

「リベロの分も買ってくるよ、じゃあな」


 ローランお兄様は十五歳。リベロ君は十歳です。急にお世話になることになった私を優しく迎えてくれた二人にも感謝しかありません。


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