【一気読み改訂版】とし子の悲劇
【第75話】
日付が変わって、２月４日の深夜０時半過ぎであった。
現場は、徳島県阿波市の阿波町引地《あわちょうひきじ》の山奥にて…
山奥に、じいさまの泣き声が響いた。
「助けてくれ…オバステはイヤだ!!オバステはイヤだ!!」
泣いていたじいさまは、あいつの父親だった。
「ふざけるなよ!!23歳の時にオレとカノジョが結婚することを止めたからオバステの刑だ!!」
「あなたはここで終わるのよ…残念ね…オーッホッホッホッホー〜」
こうきと女《レコ》は、あいつの父親を置き去りにしたあと山を下りた。
この時間帯、現場の気温は－１度であった。
あいつの父親は、一晩中凍えた末に亡くなった。
こうきと女《レコ》は、山を降りたあと行方不明になった。
どこかの行方をオバステのをウバステ止めようとしたがあいつあいつ
その頃、あいつはアタシがこわいのであちらこちらを逃げ回っていた。
あいつは、アタシだけではなく竹宮《たけみや》と田嶋《たじま》の構成員《チンピラ》たちにもいちゃもんつけていたので、あいつの逃げ場はどこにもない…
その頃であった。
アタシは、ローソンでバイトをしていた。
明け方に仕事を終えたアタシは、疲れた表情で宮脇町のマンスリーマンションに帰宅した。
テーブルの上に、赤茶色のバッグと500ミリリットル缶のアサヒスーパードライ３つとレンジで温めて食べるけんちんうどんが入っているレジ袋を置いた。
その後、着ていたボブソンのジーンズとレモン色のＴシャツを脱いでざぶとんに座った。
ざぶとんに座ったアタシは、Ｔシャツの下に着ていたインナーを脱いだ。
インナーの中から、ワコールのランファンの黒のブラジャー・ショーツがあらわになった。
テーブルの上に置かれているレジ袋から、缶ビールをひとつ取り出したあと、フタを開けてビールをごくごくとのんだ。
ここ数日の間、アタシの気持ちは半分ウツ状態に置かれていた。
あいつの父親は、オバステ山で亡くなった…
こうきと女《レコ》は、あいつの父親をオバステ山に置き去りにした後、家の権利書などを持って行方不明になった…
ふたりは、今頃高松空港か岡山空港のどちらかにいて、インチョンか台湾経由で海外のどこかへ逃げるだろうと…
いよいよ、危なくなるかもしれない…
けれど…
そんなことは、アタシはどーでもいいわよ…
アホみたい…
そう思った時であった。
アタシのスマホに電話の着信音が鳴ったので、電話に出た。
電話は、竹宮《たけみや》からであった。
「もしもし…あのね、アタシはしんどいのよ…何なのよ一体もう…こらえてよ…」
受話器から竹宮《たけみや》の不気味な声が響いた。
「姐《ねえ》はん、お休みのところえろうすんまへんな…実はですね～」
「アタシになんの用でかけてきたのよ？」
「あっ思い出したわ〜…」
「どこから電話かけているのよ!?」
「どこって…田嶋《たじま》の事務所からですよ。」
ところ変わって、田嶋組《たじま》の事務所の中にある賭博部屋《へや》にて…
部屋には、もとじめの男たちと10人前後の男性客と竹宮《たけみや》がいた。
部屋では、オイチョカブ（トランプ）の賭博《バクチ》が行われていた。
竹宮《たけみや》は、部屋に備え付けの白濁色のハウディ（プッシュホン）を使ってアタシに電話をかけていた。
竹宮《たけみや》は、ちびたえんぴつでメモ書きしながら受話器ごしにいるアタシに言うた。
「とし子さん、とし子さんに暴力をふるった章平《ミミズ》がもといた家の近辺をウロウロしていたと言う知らせが入りやした…ええ…ホンマにホンマですよ…もといたところに戻って来た…と言うことは、章平《ミミズ》は死ぬつもりいると思いますよ…とし子さん…どないしまっか？…あんた…章平《ミミズ》から暴力の被害を受けたのだろ…にくいんだろ…今がチャンスや…この手で、章平《ミミズ》の命《どたま》かち割りたいんだろ…今がチャンスやで…ほな…成功をいのる…」
竹宮《たけみや》は、アタシにこう言うたあと電話を切った。
竹宮《たけみや》にけしかけられたアタシは、大きな決断を下したあと再び坂出へ向かうことにした。
やっつけてやる…
ぶっ殺してやる…
アタシにきつい暴力をふるったあいつを…
血の池地獄へ墜《おと》して、焼き殺してやる!!
現場は、徳島県阿波市の阿波町引地《あわちょうひきじ》の山奥にて…
山奥に、じいさまの泣き声が響いた。
「助けてくれ…オバステはイヤだ!!オバステはイヤだ!!」
泣いていたじいさまは、あいつの父親だった。
「ふざけるなよ!!23歳の時にオレとカノジョが結婚することを止めたからオバステの刑だ!!」
「あなたはここで終わるのよ…残念ね…オーッホッホッホッホー〜」
こうきと女《レコ》は、あいつの父親を置き去りにしたあと山を下りた。
この時間帯、現場の気温は－１度であった。
あいつの父親は、一晩中凍えた末に亡くなった。
こうきと女《レコ》は、山を降りたあと行方不明になった。
どこかの行方をオバステのをウバステ止めようとしたがあいつあいつ
その頃、あいつはアタシがこわいのであちらこちらを逃げ回っていた。
あいつは、アタシだけではなく竹宮《たけみや》と田嶋《たじま》の構成員《チンピラ》たちにもいちゃもんつけていたので、あいつの逃げ場はどこにもない…
その頃であった。
アタシは、ローソンでバイトをしていた。
明け方に仕事を終えたアタシは、疲れた表情で宮脇町のマンスリーマンションに帰宅した。
テーブルの上に、赤茶色のバッグと500ミリリットル缶のアサヒスーパードライ３つとレンジで温めて食べるけんちんうどんが入っているレジ袋を置いた。
その後、着ていたボブソンのジーンズとレモン色のＴシャツを脱いでざぶとんに座った。
ざぶとんに座ったアタシは、Ｔシャツの下に着ていたインナーを脱いだ。
インナーの中から、ワコールのランファンの黒のブラジャー・ショーツがあらわになった。
テーブルの上に置かれているレジ袋から、缶ビールをひとつ取り出したあと、フタを開けてビールをごくごくとのんだ。
ここ数日の間、アタシの気持ちは半分ウツ状態に置かれていた。
あいつの父親は、オバステ山で亡くなった…
こうきと女《レコ》は、あいつの父親をオバステ山に置き去りにした後、家の権利書などを持って行方不明になった…
ふたりは、今頃高松空港か岡山空港のどちらかにいて、インチョンか台湾経由で海外のどこかへ逃げるだろうと…
いよいよ、危なくなるかもしれない…
けれど…
そんなことは、アタシはどーでもいいわよ…
アホみたい…
そう思った時であった。
アタシのスマホに電話の着信音が鳴ったので、電話に出た。
電話は、竹宮《たけみや》からであった。
「もしもし…あのね、アタシはしんどいのよ…何なのよ一体もう…こらえてよ…」
受話器から竹宮《たけみや》の不気味な声が響いた。
「姐《ねえ》はん、お休みのところえろうすんまへんな…実はですね～」
「アタシになんの用でかけてきたのよ？」
「あっ思い出したわ〜…」
「どこから電話かけているのよ!?」
「どこって…田嶋《たじま》の事務所からですよ。」
ところ変わって、田嶋組《たじま》の事務所の中にある賭博部屋《へや》にて…
部屋には、もとじめの男たちと10人前後の男性客と竹宮《たけみや》がいた。
部屋では、オイチョカブ（トランプ）の賭博《バクチ》が行われていた。
竹宮《たけみや》は、部屋に備え付けの白濁色のハウディ（プッシュホン）を使ってアタシに電話をかけていた。
竹宮《たけみや》は、ちびたえんぴつでメモ書きしながら受話器ごしにいるアタシに言うた。
「とし子さん、とし子さんに暴力をふるった章平《ミミズ》がもといた家の近辺をウロウロしていたと言う知らせが入りやした…ええ…ホンマにホンマですよ…もといたところに戻って来た…と言うことは、章平《ミミズ》は死ぬつもりいると思いますよ…とし子さん…どないしまっか？…あんた…章平《ミミズ》から暴力の被害を受けたのだろ…にくいんだろ…今がチャンスや…この手で、章平《ミミズ》の命《どたま》かち割りたいんだろ…今がチャンスやで…ほな…成功をいのる…」
竹宮《たけみや》は、アタシにこう言うたあと電話を切った。
竹宮《たけみや》にけしかけられたアタシは、大きな決断を下したあと再び坂出へ向かうことにした。
やっつけてやる…
ぶっ殺してやる…
アタシにきつい暴力をふるったあいつを…
血の池地獄へ墜《おと》して、焼き殺してやる!!
