幼馴染の君と明るい毎日を!
桜の季節が近づく頃。

私は幼馴染の伊織《いおり》の部屋で集まってゲームをしていた。

「ヘックション!」

「沙月《さつき》、大丈夫?」

「やばい、誰か私のこと噂《うわさ》してるわ」

「絶対ただの花粉症だろ」

「いやこれは私のこと好きなイケメンが、私のために花束買ってるわ」

私は鼻をかみながら、そう言った。
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