見つけたダイヤは最後の恋~溺愛は永遠の恋人だけ~
フロリダ、そして日本へ。

フロリダ滞在もあと僅か


オーランドに戻った俺達は、翌日から残りの休暇をゆっくり休むことにした。


「はー…フロリダは暖かいね」

「ほんとな、ニューヨークにいたのは数日だけなのに体が慣れるのな」


午前中、乃愛と手をつないで近所を散歩しながらニューヨーク滞在を振り返っていた。


「そういえばルークさん、すっかり安心してくれたみたいで良かったね」

「そうだな。それも乃愛のお陰だけどな」

「でも私…ディランさんのお家に行った時も…ニューヨークでも…心が…不安ていうか弱くなってばかりで……だめだなぁ…ごめんね」

そう、乃愛が言うもんだから。


「それだけ俺のことが好きなんだろ?」

って言ったら、乃愛が俺を見上げた。
そして、満面の笑みで

「うんっ、大好きなの!」

って言われたらさ……
可愛すぎてたまんねぇっての。



「えっ、ちょっと伊織?何?どうしたの?何で急にお姫様抱っこ?」


「部屋に帰る。抱く」

これ一択っしょ。


「えっ、えぇ!?まだ昼間だよ?」
って乃愛はあたふたしてるけど。

「愛し合うのに昼も夜も関係ないだろ?」
って言ったら、そうだね、って笑うからさ。

立ち止まって、お姫様にキスして、さっきより足早に部屋に戻った。

んで、乃愛を抱いて…イチャイチャしながら一日過ごした。


あー…
ほんと俺、乃愛が大好きなんだよなー…

幸せ過ぎ……



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