『愛獣』とは…
愛する者に対して、なりふり構わず執拗に迫り
己の全てを賭けて、愛し潰して
その者の全てを手に入れようとする者のこと
（＊蓮条のつくり出した造語です）
♢ ♢ ♢
夜ごとに、自由気ままに酒色にふけ
仕事は完璧にこなすのに
女性の管理は無放置状態
大手製薬会社 仁科製薬 副社長
仁科 響 （28歳）
Kyo Nishina
×
Mei Kisaragi
如月 芽依 （27歳）
副社長の秘書
放埒な副社長の女性管理を完璧にこなす
もちろん仕事にも隙がない
社内では孤高な存在
♢ ♢ ♢
「見合い、ぶち壊してやるから一日俺に付き合え」
「結構です。自分で処理出来ますから」
芽依の見合いを潰したい響は
見守るだけの日々に終止符を打つ
「本気で愛してやるから、俺の女になれ」
「ご冗談は、寝てから仰って下さい」
「女遊びを卒業すると言っても？」
「副社長の女性関係に興味ありません」
一筋縄ではいかないのは、承知のうえ
けれど、どんな手を使ってでも
手に入れたいと思える女は
これまで、芽依以外に一人もいなかった
♢ ♢ ♢
※この作品は
恋に飢えた愛獣によるちょい攻めラブコメです
表紙公開 2023.05.07.
連載開始 2023.05.24.
連載完結 2023.06.18.
copyright（C）蓮条
- あらすじ
大学時代に一目惚れして以来、芽依の素性や動向を把握する響
自社の秘書求人に応募して来た芽依に勝手に運命を感じていた
響はある日を境に見守る日々に終止符を打ち、本気で落としにかかる
眉目秀麗だが女たらしの響の尻拭いをずっとして来た芽依は、突然豹変した彼に翻弄される
親の強欲な餌食になるまいと恋愛は一生しないと決めていた芽依だが、長年の恋慕の行方は……
