桜の花が散るように
いずれこの恋も終わるのでしょう
それでも彼を想ってしまう
幸せを望んではいけないと誓ったのに
□
京都、舞い散る桜の下で澪が出会ったのは
冷たく美しい瞳の外国人・ジェイだった
心に傷を負った澪と
愛を知らないジェイ
傷つけ傷つき合いながら
愛はいくどでも新生する
この桜のように──
□
四部作の物語をWeb版にリライトしました。
それでもとても長いので(笑)
前・後編でアップします。
疲れずにお付き合いください。
前編
第一部 京都編
第二部 イタリア編
後編
第三部 東京編
第四部 ニューヨーク編(完)
- あらすじ
過去の出来事から人付き合いに臆病な澪は
強引なジェイに振り回されながらも
少しずつ心を溶かしはじめる。
イタリアで愛を深め合ったふたり。
しかし、帰国後、澪が選んだのは別れだった。
傷心の澪は生まれ故郷の枕崎へ
一方、ニューヨークのジェイには思わぬ事件が。
目次
- Ⅰ 京の桜
- 1、京の桜
- 2、春風のせい
- 3、ヴェローナの王子様
- 4、花嵐
- Ⅱ YESかNOか
- 1、水に映る月
- 2、イエスかノーか
- 3、卯の花曇り
- 4、雨のプラットホーム
- Ⅲ 嵐の夜に
- 1、真夜中の東京
- 2、セカンドチャンス
- 3、嵐の夜に
- Ⅳ 七日目の蝉
- 1、遠雷
- 2、風鈴
- 3、慈雨
- 4、七日目の蝉
- Ⅴ 過去からの使者
- 1、過去からの使者
- 2、蒼い炎
- 3、薔薇の騎士
- 4、Don't cheat on me
- Ⅵ 追憶
- 1、サンクチュアリ
- 2、月と萩
- 3、追憶
- 4、石蕗
- Ⅶ 罪と罰
- 1、木屋町
- 2、雪のシャンゼリゼ
- 3、繊月
- 4、罪と罰
- Ⅷ リヴィエラの朝
- 1、リヴィエラの朝
- 2、ナターレ
- 3、カトレアの女
- 4、孤独な白鳥たち
- Ⅸ 海にかかる虹
- 1、迷宮の街
- 2、誤解
- 3、海にかかる虹
- Ⅹ カポダンノ
- 1、永遠の都
- 2、カポダンノ
- 3、薔薇のパティオ
- 4、月影のキス
- Ⅺ すれ違うこころ
- 1、カプリの小鳥
- 2、サンセットクルージング
- 3、すれ違うこころ
- Ⅻ 別れの曲
- 1、闇夜の砂漠
- 2、スキャンダル
- 3、閉じた扉
- 4、病葉
- 5、別れの曲
- XIII 故郷の海辺
- 1、故郷の海辺
- 2、パンドラの箱
- 3、永日
- XIV Tears Drop
- 1、シープメドウ
- 2、ブライアントパークの桜
- 3、鳥たちの行方
- 4、テムズ川
- 5、Tears Drop