年上の彼女

職員室

「何?」
「どうしたの?」

クラスの奴らが
教室に戻ってきた俺に質問をした

「俺らが佐伯先生を慕ってるのを
気に入らないらしい

言いだしっぺが俺じゃん?

へんな噂が教員の中であったらしくってさ」

俺は悦子の視線を感じた
泣きそうな顔で俺を見ている

「先生の誘惑に負けて、
俺がクラス中を纏めているってさ

それを信じた体育教師が俺に喧嘩を売っただろ?

それが問題になったんだと」

「意味不明」
「こじつけじゃん」

「ま、先生が好きなのは当たってるし
仕方ねえよ」

「まじかよ!」

「明日からたぶん、俺来れないけど
先生の味方はしろよ?」

「当たり前!」

クラスの奴らは
一致団結する

俺がいなくても
このクラスは悦子を守ってくれる

俺は終礼が終わると
職員室にいった
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