宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
第二章
放課後。

俺はメグの洋館に足を運んだ。

「お邪魔します」

玄関に入ると。

「おぉ、修内太じゃないか。今帰りか?」

相変わらずフレンドリーな梟が飛んできて、俺の肩にとまった。

メグの使い魔、『長老』だ。

「何じゃ、今日も地道に魔力の最大値を上げに来たのか。あれ程言っておるじゃろうが。メグと繋がってしまえば魔力など使い放題じゃと」

「そんな事言ってると、また餌抜きにされちゃうぜ?」

苦笑いしながら俺は廊下を歩く。

「それに今日は、修練とは別の用件で来たんだ。メグはどこにいる?」

「おお、メグなら」

小首を傾げながら、長老が言った。

「地下室の方に降りておったぞ。修内太が来たらすぐに地下室に連れて来いとか…」

「何だよ。それなら一番にそう言ってくれよ」

俺はすぐに地下室のある方へと歩いていった。

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