* Snow gift *
12月23日、午前7時45分。
信じらんない、しんじらんない、シンジランナイ!!
「なんで目覚ましの電池切れてんのよぉぅぅ!」
目が覚めれば会社の朝礼が始まってる時間で、至高の二度寝をゴミ箱に慌てて突っ込み、
「やぁん!! なんでこんなときにかぎって寝グセがしつっこいのよぅ!」
食パンをくわえる間もなくマンションを飛び出すわたし。
それもこれも昨日、同僚のユミコに延々とカレシの愚痴を聞かされつつ深酒をしたのがいけないのだ。
まったく。
こっちはその愚痴を作らせてくれる相手もいないっていうのに……。
しかもユミコのことだ。
今朝はスッキリとした顔でキッチリと出勤しているに違いない。
パンプスがアスファルトで打ち鳴らす軽快なリズムは、あぁなんでこんなにも哀しい音がするんだろう。
信じらんない、しんじらんない、シンジランナイ!!
「なんで目覚ましの電池切れてんのよぉぅぅ!」
目が覚めれば会社の朝礼が始まってる時間で、至高の二度寝をゴミ箱に慌てて突っ込み、
「やぁん!! なんでこんなときにかぎって寝グセがしつっこいのよぅ!」
食パンをくわえる間もなくマンションを飛び出すわたし。
それもこれも昨日、同僚のユミコに延々とカレシの愚痴を聞かされつつ深酒をしたのがいけないのだ。
まったく。
こっちはその愚痴を作らせてくれる相手もいないっていうのに……。
しかもユミコのことだ。
今朝はスッキリとした顔でキッチリと出勤しているに違いない。
パンプスがアスファルトで打ち鳴らす軽快なリズムは、あぁなんでこんなにも哀しい音がするんだろう。