年上彼女と年下俺様
シェフ
【里佳】



今、飛行機の中…。



隣には爆睡する安田シェフ…。



シェフの私服姿は2回目だけど前回は全く気にもしなかった。



何気にオシャレ…。



30前にしては若いような…。



でも大人っぽくてカッコイイ…。



いや、響には負ける。



その時にあたしの肩にズシッとした重力が!!



頭頭頭!!



「ちょっとシェフ~!!」



起きない…。



恥ずかしい…。



重い。



でも何かイイ匂いがする…。



甘い。



「安田寝てんの?大変だな里佳…。」

「起きてくれないんです~…。」

「今日の朝まで寝ずに新作プリンの研究してたから。少し寝かせてやって。」



バニラの匂いはプリンのせいか…。



それにしても朝までって…。



あんなにハードなキッチンなのに徹夜で仕事したら倒れちゃうよ…。



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