年上彼女と年下俺様
寂しさ
【里佳】



響がいなくなってから1週間…。



「「はぁ~…。」」



ただいま綾乃と行き着けの居酒屋で焼き魚と日本酒を飲んでます…。



酒が入ると切なくなります…。



「こんな気持ちになるなら1回くらいさせときゃよかった…。」

「まだしてなかったの!?」

「ぶっちゃけ身体に自信ナイんだよね~…。キャバ時代の酒で太ったまま痩せないし…。強がってたけどあたしだって何気に陸チャンにハマッてるんだから…。」



酔ってる…。



あんまり酔わない綾乃が本音を漏らすくらい酔ってる…。



寂しいよね…。



「二人でいる時どんな感じなの?」

「『あ~ちゃ~ん!!ご飯出来たよ~!!』みたいな?あたしに尽くす姿がカワイイんだ…。」



陸斗君もそっち系か…。



でも共感しちゃう…。



「店長、芋お湯割りで…。」

「あいよ。今日は二人とも暗いね~…。」

「まぁ人生生きてりゃいろんな事があるわね…。」

「若いねぇ~。」



響に会いたい…。



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